今日から「もっと知りたい　ジュエリーの世界」というコーナーをはじめます。ジュエリーの知識をもっと知りたいお客様に分かりやすく説明するコーナーです。ジュエリーデザイン、制作、プロしか知らない知識など、興味を持っている方、お見逃しなくご覧ください。

「もっと知りたい　ジュエリーの世界」コーナー　

初回　ジュエリーデザイン画の描き方　手書き編

デザインを考える

デザインを考える時、主に、二つのシーンがあります。新規企画とオーダーメイドです。

新規企画は新たな商品を企画するためのデザイン画作成です。足りないアイテムやラインナップなどを補足するための作業です。

オーダーメイドはお客様のご要望を応じてデザインを描くことです。お客様の話を聞きながら、作りたいアイテム、モチーフ、使用シーンなど考慮して作成する必要があります。

今回、サンカヨウをモチーフにしてデザイン画を作成します。頭の中にイメージングしながら、デザインを考えます。

ラフデザインを描く

頭の中にあるデザインを紙に書いてみて、綺麗に描かなくてもいいです。とにかく、思い浮かんだデザインをラフで描きます。

選定する

新規企画の場合、制作したいデザインを2、3種類を選んで、デザイン画にします。

オーダーメイドの場合、お客様のイメージに一番近いデザインを2つぐらい選定し、デザイン画にします。

スケッチを描く

選定されたラフデザインを見ながら、スケッチを描きます。輪郭や大まかなデザインを描きます。

トレースする

スケッチをトレシングペーパーの下に敷いてトレースします。

清書、着色する

トレースしたデザインをキレイに描き、色鉛筆、水彩で着色します。素材がシルバーを想定しているため、灰色しか使いませんでした。

完成

デザインの完成です。

次回

2回目　ジュエリー制作工程　CAD編【もっと知りたい ジュエリーの世界】