宝石によって特性もそれぞれ違います。宝石の特性を把握すれば、宝石の美しさを保つことができます。

今回、宝石の特性、手入れ方法などを詳しくご紹介します。

宜しくお願いいたします。

宝石の特性

宝石の硬度

宝石の硬度は「モース硬度」を用いて1-10の数字で硬度を表します。数字が大きいほど硬度が高くなります。

モース硬度の硬さは「傷つきにくさ」の指標です。「衝撃に対する強さ」ではありません。

ダイヤモンドの場合、モース硬度が「10」ですが、傷付きに強いの反面、衝撃に弱いです。強い衝撃に与えると、割れる可能性があります。

なぜかというと、ダイヤモンドは「劈開性」を持っているためです。

 劈開（へき開）とは、「裂き開くこと」がもともとの意味ですが、ナイフなどの刃物を鉱物にあて、表面をそぐ形で刃物を動かすとぱっと開くように割れる性質のことをいいます。 ある特定の面に垂直な方向の原子・イオン・分子間の結合力が弱いため、平面に平行に割れやすい性質を持っているのです。

モース硬度、標準鉱物

	標準鉱物	モース硬度
	ダイヤモンド	10
	コランダム	9
	トパーズ	8
	クォーツ	7
	オーソクレース	6
	アパタイト	5
	フローライト	4
	カルサイト	3
	ジプサム	2
	タルク	1

宝石の種類

手入れ方法が分かりやく説明するように、宝石を「無機宝石（鉱物）」と「有機宝石」の二種類に分けました。

無機宝石(鉱物)

無機宝石はダイヤモンドをはじめ、ルビー、サファイア、エメラルドなどの鉱物でできた宝石のことです。

有機宝石

有機宝石は有機物でできた宝石です。代表的なのは真珠、珊瑚、琥珀です。

宝石の手入れ方法

宝石のお手入れは特に注意が必要のが、硬度が低い宝石と有機宝石です。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは油を馴染む性質を持っているため、皮脂の汚れたが付いている時、光がダイヤの内部に通すことができなく、もともとキレイなダイヤモンドが、曇ってキラキラしなくなります。

その時、ぬるま湯に中性洗剤を入れて5分ほど漬け込んで、柔らかい歯ブラシでキレイにしてから、流水で洗って柔らかく布で水分を拭き取ってください。

ルビー、サファイアなどの無機宝石

ダイヤモンド以外の宝石は、硬度が低いほど傷つきやすいため、お手入れの時、十分に注意してください。

手順はダイヤモンドのお手入れと同じで結構ですが、ブラシングする時、強く擦らない方がいいです。

有機宝石

真珠、珊瑚、琥珀などの有機宝石は油、水などに弱いため、お手入れする時、乾拭きをおすすめです。洗剤で洗うと、洗うたびにちょっとづつ溶かされます。

まとめ

宝石の特性と手入れ方法についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか！

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